ミシュランガイドに選出された美食の都カッパドキア、国際会議開催へ

カッパドキアが美食の地として注目される背景

トルコにおけるミシュランガイドの選出は、2022年のイスタンブル・セレクションから始まりました。その後、イズミル、ムーラへと対象エリアが拡大され、2025年にはカッパドキアがそのリストに加わりました。ミシュランの星を獲得したレストランの誕生に加え、地元の食材へのこだわりや、伝統的なレシピを現代的に再解釈するシェフたちの感性、持続可能性への真摯な取り組みなどが融合し、カッパドキアはトルコで最も魅力的なグルメスポットの一つとして急速に認知度を高めています。

国際会議で美食と観光の未来を展望

カッパドキアの美食と文化、観光の未来を展望するための重要なマイルストーンとして、「カッパドキア国際ガストロノミー・文化・観光会議」が2026年3月6日(金)から3月8日(日)の3日間にわたり、ネヴシェヒルのギョレメで開催されます。この会議には、ガストロノミー、文化、観光の各分野の専門家が一堂に会する予定です。

大地と伝統が育むカッパドキアの美食

カッパドキアは、冒険的なアクティビティと共に、忘れられない食体験を提供する美食の地です。ここでは、数世紀にわたって受け継がれてきたレシピや伝統的な直火調理が用いられ、火山の恵みである肥沃な土壌で育った有機農産物、近隣のブドウ園で収穫された香り高いブドウなどの豊かな食材が料理を彩ります。この土地の風土やアイデンティティを重視したミシュランガイドの選出は、カッパドキアが持つ美食の圧倒的なポテンシャルを改めて示しました。

ミシュランの星やミシュラン・グリーン・スター(持続可能な取り組みを行う店)だけでなく、価格以上の満足感が得られるビブグルマンや、ミシュラン推奨のレストランも豊富に揃っています。その顔ぶれは、女性協同組合が運営する店から、何世代にもわたって伝統を守り続ける老舗、家族経営の温かい食堂まで多岐にわたります。これらの店が一体となり、訪れる人々とこの土地、生産者、そして本物の味わいを結びつける美食の旅を創り出しています。

大地に根ざしたカッパドキアの食の遺産

カッパドキアの大地は、多様な食材を育み、地元のレストランではその恵みが一皿一皿に映し出されています。例えば、アプリコットなどの果物で繊細な甘みを添えた煮込み料理や、カボチャの種を添えた自家製のエリシュテ(トルコ風パスタ)は、大地の力強い味わいを直接皿へと届けます。

カッパドキアの料理のトレンドは、トルコおよびアナトリアの伝統に深く根ざしています。伝統的な調理法で仕上げられる料理は、この地域の歴史を巡るユニークな旅へと誘うでしょう。以下にそのいくつかを紹介します。

屋外で土鍋料理を調理する様子

  • テスティ・ケバブ(壺焼きケバブ): アヴァノスで作られたテラコッタの壺に食材を閉じ込め、タンドゥルと呼ばれるオーブンでじっくりと調理されます。食べる直前に目の前で壺が割られて提供されるパフォーマンスは、五感を刺激します。

  • カユス・ヤフニシ: 干しアプリコットと肉を薪ストーブでじっくり煮込んだ、甘みと旨味が融合した料理です。

  • クインスの詰め物: マルメロ(クインス)の中にひき肉やナッツ、スパイスを詰めた独創的な一皿です。

  • アーパクラ: 白いんげん豆と柔らかな肉を壺で煮込んだ、心温まるシチューです。

美食の締めくくりには、バターで調理したインジル・ヤールマ(イチジクのデザート)、カボチャのデザート、ドラズ(バターの風味が香るほろほろとした食感の小麦粉のハルヴァ)、そしてユルギュップスタイルのダーマット・バクラヴァ(花婿のバクラヴァ)など、様々なスイーツを楽しむことができます。

郷土の風味とワインの共演

ニーデ・マーヴィシ(ブルーチーズ)や、洞窟で熟成させたディヴレ・オブルック・チーズなどの個性的な地元の味は、地域のワインと最高の相性です。肥沃なブドウ園に囲まれたカッパドキアは、ボアズケレやナリンジェといったアナトリア固有の品種に加え、この地域を象徴する品種で、爽やかでミネラル感あふれる味わいが特徴のエミールから造られるワインで有名です。地元のワイナリーを巡るツアーやテイスティングを通じて、この地に息づく深いワイン文化を探究することも、カッパドキアを訪れる大きな魅力となるでしょう。

トルコの魅力と観光広報活動

トルコはアジアとヨーロッパを結ぶ要所として、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点となってきました。多様な文明が反映された歴史、遺跡、自然や美食を有し、多目的なデスティネーションです。伝統とモダンが融合した芸術やファッションをはじめ、ダイナミックなショッピングやエンターテインメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。2025年には全世界から過去最高の約6,400万人の観光客が訪れました。2023年にトルコ共和国として建国100周年、2024年には日本との外交関係樹立100周年を迎えました。

トルコの詳細は公式ウェブサイトまたは以下のSNSアカウントで確認できます。

トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、国内外の観光市場においてトルコのブランディングを確立させ、観光やビジネスにとって魅力的な渡航地としての認知を高めるため、文化観光省が定めた観光戦略や政策に基づき、様々なプロモーション、マーケティング、コミュニケーション活動を行っています。