ソフトフロントジャパン、配膳ロボットの到着を内線電話で通知するソリューションを提供開始

配膳ロボットの到着を既存の内線電話に通知する新ソリューション

株式会社ソフトフロントホールディングスの子会社である株式会社ソフトフロントジャパンは、同社が提供するSIP/VoIP SDK「SUPREE(スプリー)」を活用し、配膳ロボットの内線電話通知機能を実現しました。このソリューションは、既存の内線電話設備を活かした構成で導入コストを抑制し、ホテルやオフィスビルなどにおける配膳ロボットの利用を促進します。

配送ロボットソリューション 既存の客室内電話を活かし、配送を通知 SOFTFRONT SUPREE

背景と課題

ホテル業界では、人手不足の深刻化やインバウンド需要の拡大を背景に、効率的かつ高品質なサービス提供が求められています。特に客室へのルームサービス配膳は、スタッフの移動負担が大きく、生産性向上の妨げとなっていました。こうした課題に対応するため、自律走行技術を活かした配膳ロボットの導入が加速しています。

ルームサービスの配膳は、感染症対策やプライバシー保護の観点からもニーズが高まっていますが、ロボットの到着時に宿泊者が確実に気づくようにするには、室内のデバイスを通して通知をする必要があります。通知用のデバイスを各部屋に新規設置する場合、導入コストが高くなるため、既存の設備を活かしコストを抑えた仕組みが検討されていました。

既存設備である客室内の内線電話に着目したものの、大半のホテルでは昔からの電話設備を使用しているため、IP-PBX電話機だけでなく、アナログPBXの電話機にも対応できるソリューションが必要とされていました。このようなケースは、ホテルでの利用に限らず、オフィスビル内での郵送物の配送や介護施設内での料理の配膳など、幅広い業界・業務でニーズが高まっています。

SUPREEを活用した通知機能

「SUPREE」は、IoT分野での組み込み機器に通話機能を追加できるSDKです。本ソリューションでは、配膳ロボットが部屋に到着した際に、ロボットのクラウドシステムを介して客室内の電話に内線発信を行い、自動音声ガイダンスでルームサービスの到着をお知らせする仕組みを実現しました。

さらに、アナログPBX、IP-PBXどちらにも対応できる仕組みを構築し、既存の電話設備への内線発信を可能としました。これにより、ホテル側はコストを抑えつつ、ルームサービスの無人化配膳を実現することができます。

ホテルでの自動配膳サービスの仕組みを図解

協業によるソリューション提供

本ソリューションは、ロボットとPBXの中継ぎとしてソフトフロントジャパンが技術を提供し、ロボットメーカー・SIerや、通信SIerと協業して実現されています。

配膳ロボットがホテルサービスクラウドを介してSoftfrontのSUPREE発信モジュールと連携し、VoIP-GWを通じてアナログ/IP-PBXに接続するシステム構成図

SUPREEの特長と今後の展望

SUPREEは、AndroidやiOSのスマートフォン・タブレットといったスマートデバイスでの音声通話に限らず、IPカメラやインターフォン、位置情報端末、ドライブレコーダーなど多くの機器で導入されています。国際規格のRFC規格に準拠し、相互接続性に長けたSIP/VoIP SDKです。

ソフトフロントジャパンは、長年の経験と技術力から柔軟で最適な音声ソリューションの提案を行い、今回のソリューション開発をサポートしています。

今後、ソフトフロントジャパンは、様々なSIerおよびロボットメーカーと連携し、自走型ロボットに特化した音声通話ソリューションを進めていく予定です。

「SUPREE」の詳細については、SUPREEのウェブサイトをご覧ください。

株式会社ソフトフロントジャパンについて

ソフトフロントジャパンは、株式会社ソフトフロントホールディングスの子会社として2016年8月の発足以来、表現力豊かにつながる・伝わるコミュニケーションプラットフォームとして、通話・ビデオチャット・メッセージによるリアルタイム・コミュニケーションを中心とした各種製品やサービスを提供しています。近年は長年培ってきた音声伝送技術を元に、AIや自動化技術も取り入れ、電話業務を自動化するクラウドテレフォニーサービスプラットフォーム「telmee」や、自然会話AIボイスボット「commubo」を展開し、さまざまな事業領域で新しいコミュニケーションビジネスを創出しています。

詳細については、株式会社ソフトフロントジャパンのウェブサイトをご覧ください。