認定NPO法人SET、「本を売らない」書籍化プロジェクトの舞台裏を語る特別Podcastを配信

企画の背景:「来てみないと分からない」からの脱却

SETは東日本大震災以降、若者と地域住民が協働する場を各地で創出してきました。この体験は参加者の人生に大きな影響を与える一方で、「現地に来なければ、その価値や熱量が伝わりにくい」という課題を抱えていました。

現場で培われた実践や知恵を、現地に来られない人々にも届け、他の地域でも活用できる形で残すため、SETは時間と場所を超えて届く「本」という手段を選択しました。この書籍は、単なる活動紹介に留まらず、地域で挑戦しようとする人々が孤立せずに一歩を踏み出すための「知恵と勇気」をまとめたものとしています。

なぜ今、「本」なのか:受け取ってきた「恩」を次へ渡すために

SET理事長の三井俊介氏は、震災直後、何を信じて進むべきか分からない状況で、先人たちが残した「本の言葉」に何度も救われた経験があるといいます。顔も知らない誰かが過去に残してくれた知恵や言葉を受け取り、今の自分たちがあるという考えです。

今回の書籍化プロジェクトは、そうして受け取ってきた知恵や実践知を整理し、次の挑戦者へ手渡すための試みです。SETは、この本を「売るもの」ではなく、「未来へのギフトとして循環させるもの」として届けたいと考えています。

特別シリーズの概要:書籍化×クラウドファンディングを「社会実験」としてひらく

本シリーズでは、書籍化プロジェクトやクラウドファンディングの裏側にある思想や葛藤、試行錯誤をあえてオープンに語ることを重視しています。リスナーを「聞き手」や「支援者」としてではなく、次の世代へバトンを渡す仲間として、この新しい循環に参加してもらうことを目指しています。

配信スケジュール

  • 第1回:2026年1月23日(金)公開済み

  • 第2回:2026年1月30日(金)6:00 公開予定

    • 2026年2月開始予定のクラウドファンディング直前に配信されます。

配信プラットフォーム

各回の内容

【第1回】:「出版プロジェクト?クラファン開始!?-なぜ?SETは本を書くのか?-」

主な内容として、出版決定の背景にある「奇跡的な一致」、「ディープな関係人口」の定義と実態、野田村の「豆腐田楽」と偶発性といった具体事例、そして次世代への「バトン」としての出版が挙げられます。

料理をしている人々の集合写真

【第2回】:「支援を『ギフト』に。-未来の挑戦者へ、バトンを渡す共創の仕組み-」

主な内容として、クラウドファンディングを「資金集め」ではなく「循環の仕組み」として捉える視点、支援によって生まれる「ギフトの流れ」、そしてリターン設計に込められた意図が語られます。

今後について:本をきっかけに、人と人がつながる循環をつくる

本シリーズを皮切りに、SETでは以下の活動を通じて、「点としての挑戦」を「線や面としての関係性」へとつなげていくことを目指しています。

  • 書籍を軸とした全国での読書会

  • 対話やワークショップ

  • 地域と都市を越えた新たなネットワークづくり

プロデューサーは、今回のシリーズでは「売る/買う」「支援する/される」という関係ではなく、「渡す/受け取る/次へつなぐ」という言葉を大切にしたとコメントしています。SETらしい温度感で、この社会実験の背景や葛藤も含めて語られており、リスナー一人ひとりが「恩送りの輪」の一部として関わることが期待されます。

認定NPO法人SETについて

SETは「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGOODなchangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民がともに学び合う仕組みを創出してきました。修学旅行民泊、大学生・社会人プログラム、コミュニティづくりなどを通じて、2024年度は年間5,000人以上が活動に参加しています。若者の成長と地域の活力を同時に生む“循環型の社会装置”として活動を展開しています。

団体概要