世界自然遺産・奄美大島、猫と自然の共存を目指す保護拠点設置プロジェクトがクラウドファンディング第2弾を開始

世界自然遺産・奄美大島で猫と自然の共存を目指す保護拠点設置プロジェクトがクラウドファンディング第2弾を開始

一般社団法人奄美猫部(鹿児島県奄美市)は、世界自然遺産である奄美大島において、猫と人、そして希少な野生動物が共存できる未来の実現に向けたクラウドファンディングプロジェクトの第2弾を、2026年1月15日より開始しました。これは、猫の保護譲渡環境を強化するための大型トレーラーハウス型拠点設置を目指すものです。2025年夏に実施された第1弾では多くの支援が集まったものの、目標達成には至らなかったため、今回の再挑戦で本格的な保護拠点の強化を目指します。

緊急! 奄美大島の自然と猫を守るために

奄美大島における猫と野生動物の共存問題

奄美大島では、屋外で生活する猫の増加や、森林域に生息するノネコによる希少な野生動物への影響が深刻化しています。また、これらの猫自身も厳しい生活環境に置かれている現状があります。特に、猫エイズキャリアや傷病猫を適切に保護するためには、隔離が可能な環境が不可欠ですが、現状の施設では十分な対応が難しい状況です。

森林にいる猫 = ノネコによる野生動物の捕食が深刻化
猫エイズキャリアの猫たちのための隔離施設の不足が課題

プロジェクトの目的と目標

本プロジェクトの主な目的は、猫の保護体制を強化することです。特に猫エイズキャリアの猫や傷病猫のための隔離・ケア環境の整備が重視されています。これを実現するため、大型トレーラーハウスを用いた新たな保護拠点の設置を目指しています。これにより、ノラ猫やノネコの保護と譲渡を促進し、最終的には奄美大島の自然と猫が共存する社会の実現を目指します。

目標としては、クラウドファンディングを通じて必要な資金を調達し、保護拠点の設置と運用準備を進めることが挙げられています。

保護猫のための大型トレーラーハウスを設置したい
猫エイズ部屋の出来上がりイメージ

プロジェクトの実施期間は2026年1月15日から2月28日までを予定しており、調達された資金はトレーラーハウスの導入・設置、新スペースでの隔離・ケア体制の整備、そして保護・譲渡の促進および啓発活動に活用される計画です。

再挑戦の背景と支援の呼びかけ

2025年夏に実施された第1弾プロジェクトでは、多くの賛同者からの支援があったものの、目標金額には届きませんでした。施設整備にはさらなる資金が必要であり、現在受けている助成金も、施設設置が7月までに完了しなければ全額返却しなければならないという期限付きのものです。

一般社団法人奄美猫部 代表理事の久野 優子氏は、離島である奄美大島には動物保護への支援が届きにくい現状があること、そして愛護センターがないために多くの相談が寄せられていることを語っています。保護体制の強化と継続的な相談受け入れ環境の必要性を強く訴え、「私たちの活動はいま切羽詰まった状況にあります。奄美の猫たち、そしてこの島の未来を守るために、どうか全国の皆さまのお力をお貸しください」と支援を求めています。

企業向けには、トレーラーハウスの外壁に広告を掲載できるリターンも用意されており、島内外からの幅広い支援が期待されています。

トレーラーハウス外壁へ A4サイズの掲載
トレーラーハウス外壁へ A3サイズの掲載

一般社団法人奄美猫部の活動

2014年に設立された一般社団法人奄美猫部は、奄美大島で保護猫活動を行うとともに、人と猫、そして自然とのより良い共存を目指した活動を継続しています。具体的には、本部カフェ「COVO TANA」での猫カフェ運営や猫の譲渡活動、野良猫の生息調査、適正飼育の普及啓発など、多岐にわたる取り組みを展開しています。

支援方法

本プロジェクトへの支援は、以下のクラウドファンディングサイトから可能です。また、ネット決済や会員登録に不安がある方のために、奄美猫部独自の支援特設ページや銀行振込、現金支援といった方法も用意されています。