NPO法人東京都自閉症協会、「Happy with Autism」プロジェクト始動とクラウドファンディング開始を発表

プロジェクトの背景と目的

近年、発達障害に関する誤解を招くような情報や、当事者・家族に不安を与える出来事が報じられるなど、正しい理解の重要性が改めて問われています。

「Happy with Autism」プロジェクトサイトは、4月2日の世界自閉症啓発デーの取り組みを発信するほか、継続的な啓発キャンペーンのプラットフォームとして活用されます。また、4月2日には、当事者や家族のリアルな声を集めるため、東京タワーにてインタビュー撮影が実施される予定です。完成した動画は全国の人々に届けられることを目指しています。

青と赤にライトアップされた東京タワーと多数のこいのぼり

目標金額60万円を目指すクラウドファンディング

プロジェクトサイト「Happy with Autism」の運用資金として、目標金額600,000円を掲げ、クラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」にて支援が募られています。集まった資金は、プロジェクトサイトの構築費用、啓発活動のためのチラシ作成・印刷費用、インタビューおよびイベント動画の作成費用、東京タワーでのイベント実施費用など、啓発活動全般に充当されます。支援者には、プロジェクトサイトに名前が掲載される特典が用意されています。

クラウドファンディングの概要は以下の通りです。

  • URL: https://readyfor.jp/projects/167564

  • 目標金額: 600,000円

  • 募集期間: 2月26日(木)~4月8日(水)

  • 使途内訳:

    • 自閉症啓発のためのプラットフォーム制作費用

    • イベント周知のためのチラシ作成・印刷費用

    • インタビュー&イベント動画作成費用

    • 東京タワーでのイベント実施費用

花をモチーフにした装飾的な青い文字で描かれた「HAPPY WITH AUTISM 4.2 AUTISM DAY」のメッセージ

花柄や幾何学模様で装飾された「HAPPY WITH AUTISM 4・2 AUTISM DAY」の文字

プロジェクト担当者のメッセージ

NPO法人東京都自閉症協会の副理事長であり、クラウドファンディング担当者である吉田庸子氏は、自閉スペクトラム症(ASD)と知的障害を持つ息子との経験から、「ASDという障害には不便なことや大変なことがたくさんあるけれど、だからといって『=不幸』ではないと断言できます」と述べています。そして、生きづらさに苦しむASD当事者や、子育てに奮闘する家族を勇気づけたいという強い思いから、「Happy with Autism」プロジェクトを立ち上げたことを語っています。誰もが豊かな人生を送れる世の中を共に創り上げていくことを呼びかけています。

屋外で笑顔を見せる年配の女性と若い男性

青い風船と花で飾り付けられた室内で笑顔でポーズをとる大勢の人々

今後の活動と当事者インタビュー動画

「Happy with Autism」プロジェクトは、ASDの特性と上手く付き合いながら、本人と家族、周囲の人々が共に幸せに生きられる社会を目指しています。ASDへの偏見や差別をなくすため、ASD当事者のリアルな声を発信する活動に特に注力しています。2025年には、12人のASD当事者が「自閉症とは何か?」「世の中に望むことは?」などを語るショートムービーが作成されました。

世界自閉症啓発デーを一時的なイベントで終わらせることなく、公式サイトを通じてASD当事者や家族の声を継続的に発信していく方針です。4月2日には東京タワーに集まったASD当事者や家族、関係者へのインタビューを実施し、「ASDの何を知ってほしいのか」「どんなことに困っているのか」「ASDでよかったと思うこと」「どうしたらHappyになれるのか」といったリアルな声を集めます。インタビューの内容は、当日のイベントの様子とともに編集され、後日公式サイトより配信される予定です。

4月2日の世界自閉症啓発デーキャンペーン告知

2026年4月2日、世界自閉症啓発デーに東京タワーで青いものを身につけて集まるイベントの告知

この活動への温かい支援が呼びかけられています。

お問い合わせ

特定非営利活動法人 東京都自閉症協会

  • TEL: 03-6907-3531 (月・火・木・金の午前11時~午後3時)

  • Mail: toiawase@autism.jp