ORANGE RANGE結成25周年記念ライブ「YOKOHAMA UNITE音楽祭」ライブレポート

かりゆし58による温かな祝祭の幕開け

ライブのトップバッターを飾ったのは、今年デビュー20周年を迎えた同郷のかりゆし58です。前川真悟(Vo,Ba)、新屋行裕(Gt)、中村洋貴(Per)、宮平直樹(Gt)とサポートドラムの柳原和也が登場し、「まっとーばー」でライブがスタートしました。骨太なギターリフとドライブ感溢れるリズム、そして人情味あふれる歌詞が観客を包み込みました。「手と手」では会場全体が揺れ、笑顔が溢れました。前川は「ORANGE RANGEは同じ島の仲間、音楽の仲間。25周年のお祝いに過去最高の景色をプレゼントしましょう」と呼びかけ、大きな拍手を受けました。どこか切なくも叙情的なロック・バラード「電照菊」では、温かなオレンジの光が客席を照らし、「ウクイウタ」は未来へ一歩踏み出す勇気を与えました。

かりゆし58のライブパフォーマンス

今年3月にリリースされた『かりゆし58 20th TRIBUTE ALBUM-Solo-solo HA!touch-』では、ORANGE RANGEが「アガリミナギル効果」をカバーするなど、互いにリスペクトし合う関係です。前川はORANGE RANGEに「25歳ハッピーバースデー!生まれてきてくれてありがとう」とメッセージを贈り、代表曲「アンマー」を披露。多くの観客が涙を流しました。その後、20周年の節目に制作された「愛を編む」が披露され、多幸感に包まれました。ラストの「オワリはじまり」では、「アレキとORANGE RANGEの音楽と共に昨日の自分を越えていこう」というメッセージを贈り、[Alexandros]へとバトンを繋ぎました。

かりゆし58の前川真悟がギターを演奏

[Alexandros]が会場を熱狂の渦へ

川上洋平(Vo&G)、磯部寛之(B&Cho)、白井眞輝(G)、リアド偉武(Dr)からなる[Alexandros]がステージに登場すると、観客からは雄叫びが上がりました。重厚に歪んだギターリフの「Girl A」からスタートし、ダークでスリリングなサウンドと川上のシャープなハイトーンボーカルが客席を圧倒しました。続く「Dracula La」ではポップな8ビートに乗ってシンガロングと手拍子が起こり、会場は一体化しました。川上は「僕は相模原出身だけど今日は沖縄な感じ(笑)。沖縄に挟まれているけど少しだけ神奈川の風吹かせていいですか」と語り、「風になって」を披露。疾走感溢れるメロディを全身で表現しました。

[Alexandros]の川上洋平が歌唱

川上が「心の底に溜まっているものを全部吐き出して。全部受け止めます」と語ると、「閃光」では<WOW WOW>の大合唱が巻き起こりました。「Adventure」でも観客との一体感が生まれ、祝祭的な雰囲気に包まれました。スポットライトに照らされた川上がギターをかき鳴らすと歓声が上がり、「Starrrrrrr」が披露されました。「知らない曲ばかりだけどでも意外といいかも、って思って欲しい」と正直な思いを伝え、「世代は関係ない。今日聴いている音楽が“今”の音楽」と語ると、観客のテンションは最高潮に達しました。ラストは「ワタリドリ」。高く舞い上がりそうな疾走感のあるサビと川上の超高音ボーカルは圧巻でした。

[Alexandros]がライブパフォーマンス

ORANGE RANGEが魅せる25周年の集大成

[Alexandros]が放った熱気の余韻が残る中、主役のORANGE RANGE (YAMATO(VOX)、HIROKI(VOX)、RYO(VOX)、NAOTO(G)、YOH(Ba)と、サポートドラム哲之)が大きな拍手に迎えられ登場しました。オープニングナンバーは、結成25周年イヤーを飾るカオスで遊び心満載のアッパーチューン「メンソーレ feat.ソイソース」。「メンソーレ=ようこそ」と観客を歓迎すると、早くも客席は踊り狂いました。「yumekaze」ではバンドアンサンブルと3ボーカルの歌が真っすぐに届けられました。HIROKIは「アレキもかりゆしも素晴らしいライヴをやってくれました。とてもやり辛いです(笑)」と笑顔で語り、3MCのマイクリレーがスリリングな「ビバ★ロック」を披露すると、観客は両手を突き上げノリノリになりました。

カチャーシーの踊り方レッスン後には「上海ハニー」が披露され、客席は狂喜乱舞しました。RYOは「25年支えてくれて本当にありがとう」とファンに感謝を伝えました。RYOは公演前のインタビューで「チャンプルーって沖縄の方言で混ぜるという意味があるので、今までやってきた曲たちを美味しく混ぜて、僕たちの音楽を味わい尽くしてほしい」と語っており、その言葉通り新旧のヒットナンバーが惜しみなく披露され、幅広い世代の観客を一つに“混ぜ合わせました”。

HIROKIが「アレキ、今日は呼んでくれてありがとー」と話すと、RYOが「違うから、俺たちが主催だから(笑)」と軽妙なやり取りで笑いを誘いました。HIROKIは「この2組で間違いなかった!」、NAOTOは「最高だよ!」とゲストへの感謝を述べました。4月にリリースされた「ドラマティック平凡」(映画『アギトー超能力戦争ー』主題歌)は「テレビでは歌ったけど、ライブでは今日初披露したくてこの日のために取っておきました」と紹介され披露されました。<変わり続けていく 変わらないものを抱いて>と、大人たちを鼓舞するメッセージが届けられました。「*〜アスタリスク〜」では宇宙空間の映像をバックに3MCの歌声が重なり、「ラヴ・パレード」のイントロが流れると大きな歓声が上がりました。3人のボーカルワークが際立つ美しいバラードに、会場全体が聴き入りました。

ORANGE RANGEのライブパフォーマンス

ORANGE RANGEのステージ

豪華コラボレーションと感動の大団円

ライブはいよいよお楽しみのコラボパートへ。「かりゆしがいたから色々なことがまとまる。大きな背中です」とHIROKIが語り、かりゆし58の前川真悟を招き入れました。そしてバンドを代表するアンセム「以心電信」を、チーム沖縄でコラボレーション。客席だけでなく、ステージの7人も楽しそうに演奏し歌唱する姿が見られました。HIROKIは「こうやってつながれるのが、音楽の素晴らしさ」と語り、[Alexandros]の川上洋平を呼び込みました。2016年の「JAPAN JAM」で悪天候によりORANGE RANGEがステージに立てなかった翌日、[Alexandros]がステージでORANGE RANGEの「花」のサビを披露したことにHIROKIが感謝し、「花」をコラボレーション。美しいメロディを歌う4声の「花」は、新鮮で新たな感動を運びました。

かりゆし58の前川真悟とコラボレーション

[Alexandros]の川上洋平とコラボレーション

RYOは「25年は通過点、まだまだご期待ください。もっともっと大きくなりたい」と今後の決意を語り、ライブはアゲアゲゾーンへ。「イケナイ太陽」ではTikTok世代と全ての世代、そして全アーティストが繋がり、客席は興奮のるつぼと化しました。この底抜けの楽しさこそが、ORANGE RANGEというバンドの真骨頂と言えるでしょう。キャッチーなサビが印象的な「1000%」で一体感が深まり、イントロで客席が熱狂した「GOD69」は、獰猛でディープなトラックで感情を揺さぶりました。歪んだギターと攻撃的なベース、彼らの原点である「キリキリマイ」では、5人がステージ前方に横並びで全力パフォーマンスを披露し、客席を煽りました。全身全霊での歌と演奏にHIROKIが「この曲はライブの最後にやることが多いから、吐きそうになった」と語るほどでしたが、この日のラストは「チャンピオーネ」でした。ラテンのリズムに合わせて<Na Na Na Na>と大合唱が起こり、華やかでエネルギッシュ、スケールの大きな世界が生み出され、まさに大団円となりました。

最後は出演者全員でステージでの記念撮影が行われ、3組が仲良く交流する姿に客席は笑顔に包まれました。出口に向かう観客全員が「楽しかったー」と笑顔で語り、この日のライブの全てを物語っていました。

スペースシャワーTVでは、2026年9月16日(水)22時から、当日生中継されたこの公演の模様が3時間に再編集されオンエアされます。ORANGE RANGEはこのライブを皮切りに、8月の地元・沖縄公演から来年3月まで続く「ORANGE RANGE LIVE TOUR 026-027~おかげさまで25周年!ニコニコカーニバル~」をスタートさせます。

ORANGE RANGE 25周年ライブの観客

公演概要

  • 公演名: YOKOHAMA UNITE音楽祭 2026 presents ORANGE RANGE 【祝】25周年 ベストヒット・チャンプルー

  • 公演日時: 2026年7月26日(日)16:00開場/17:00開演

  • 出演: ORANGE RANGE / [Alexandros] / かりゆし58

  • 会場: 横浜BUNTAI(〒231-0032 神奈川県横浜市中区不老町2丁目7番1)

  • 主催: 「YOKOHAMA UNITE音楽祭 2026」実行委員会

関連リンク

「YOKOHAMA UNITE音楽祭」は、“祝祭”をコンセプトに、周年を迎えるアーティストのアニバーサリーステージを核として、ファンと横浜の街が一体となって繰り広げられる、これまでにないLIVE体験を提供するイベントです。