フリービット、世界で急拡大するAge Tech市場に本格参入。「TONE-IN SDK」でシニアのスマホ利用サポートを強化
「TONE-IN SDK」が提供する価値
「TONE-IN SDK」は、事業者とシニアユーザー双方に新たな価値を提供します。国内のスマートフォンを所有するシニア層約3,000万人のうち、72.4%(約2,170万人)がスマートフォン利用で困りごとを経験しているという状況に対応します。

事業者へのメリット
「TONE-IN SDK」ライブラリを既存のアプリに組み込むだけで、シニアユーザー向けの統合サポートを実装できます。コールセンター、家族、AIソリューションなど複数のサポート先を組み合わせ、既存システムへの改修を最小限に抑えながら、画面を瞬時にセキュアに共有することが可能になります。これにより、シニア対応にかかるコストの大幅な削減が期待されます。
ユーザーへのメリット
新規インストールしたアプリから使い慣れたアプリまで、困ったときにすぐに助けを求めることができます。サポートセンターだけでなく、離れた家族に協力を依頼することも可能です。どのサポート経路を利用しても、「Trusted Webポリシー(DID/SDN)」に基づく一貫したセキュリティにより、ユーザーが事業者に個人情報を渡すことなく安心して利用できます。
Age Tech市場とシニアのスマホ利用課題
急速に拡大する世界のAge Tech市場
Age Techは世界市場規模が約2兆ドルと試算される成長市場です。日本は高齢化率29.3%(内閣府 令和7年版高齢社会白書)と世界で最も高齢化が進んでおり、この領域における世界先行国としての位置づけにあります。
シニアのスマートフォン利用における実需
日本において65歳以上のスマートフォン保有者は約3,000万人に達し、80代前半でも保有率は68%に上ります。一方で、このシニアスマートフォン世代の72.4%(約2,170万人)がアプリ利用で困りごとを経験し、53.5%(約1,160万人)が他者によるサポートを実際に利用していることが確認されています。また、2026年3月の3G停波により、約300万人のシニアがフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行を迫られており、アプリ利用支援への需要が急拡大しています。シニアのサポートは一般顧客と比較して対応時間が長くなる傾向があり、サービス・アプリ事業者にとって重要なコスト要因となることが予測されます。
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出典:MMDLabo株式会社(MMD研究所)『2024年シニアのスマートフォンのセキュリティに関する調査』(2025年1月) https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2400.html
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出典:NTTドコモ モバイル社会研究所『スマホ比率 60代94%、70代84%、80代前半68%』(2025年8月) https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20250828.html
「TONE-IN SDK」の提供内容
「TONE-IN SDK」は、フリービットが2025年7月に発表した分散ID基盤「Portfolia」を中核技術として採用し、AI実装層を加えた統合型の3層構造で構成されています。
1. 認証層
「Portfolia」の「DIDウォレット」(W3C標準のVerifiable Credential)とパートナーの既存システムをシームレスに連携させます。利用者の個人情報を取得せず、暗号学的な本人認証を実現します。発行された各種VCは利用者のスマートフォン上に保存され、外部サービスは利用者の明確な許諾なしに情報を取得できません。
2. 通信層
「Portfolia」の「Emotion Link」(特許取得済の独自SDN技術)により、アプリ自体がIPアドレスを保有し、実在するネットワークのセキュリティポリシーに依存せず、Edge to EdgeでのP2P通信を実現します。また、「Portfolia」の「Trusta」(モバイルEVM1.X互換L1ブロックチェーン)により、ビジネスロジックゾーンを含めて信頼性を確保し、発行主体の事業継続性に依存しないVCの長期検証性を保証します。
3. AI支援層
各種AI(エージェント)サービスへ接続するコネクターを提供します。各社が有するAIサービスやLLMなどとシームレスな連携を実現し、そのやり取りにおいても信頼性を担保します。
「TONE IN」の進化とSDK化
「TONE-IN SDK」は、2013年以降培われてきた「安心・安全なスマートフォンサービス」の事業進化形です。これまで「TONE IN」は段階的に対象範囲を拡大してきました。
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2013年11月:freebit mobile〜トーンモバイルとして、垂直統合型スマートフォンサービスを実現。子供、シニア、現役世代の安全安心を追求し、ドコモのエコノミーMVNOとして約2,000店舗で提供中。
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2024年3月:TONE IN(第1章)として、MVNO SIM挿入型でドコモ取扱いの全Android/iPhone端末に対応。
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2024年8月:TONE IN(第2章)として、SIMフリーやドコモ以外のキャリア端末など、200機種以上に対応。
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2026年5月:TONE-IN SDK(第3章)として、あらゆるスマートフォンアプリへの組み込みが可能に。事業者が個別のアプリ単位でTONEのサポート機能を導入できるようになります。
第3章への進化により、これまでの自社サービスや提携端末に限られていた「安心・安全のレイヤー」が、業種・端末・キャリアを問わずあらゆるアプリで提供可能となります。
今後の展開と「SV2027」「SV2030」への接続
「TONE-IN SDK」は、フリービットの中期経営計画SiLK VISION 2027(SV2027)である「通信生まれのweb3実装企業」を具体化する事業実装です。2025年1月のソフトバンク株式会社との資本業務提携、2025年7月の非中央集権型プラットフォーム「Portfolia」発表に続く、SV2027の中核事業として位置づけられています。「Portfolia」は既にフリービットグループ各社で実装が進んでおり、本SDK事業化を含むこれらの展開は、SV2027の最終年における「web3実装企業」としての本格稼働を象徴するものとなります。
フリービットは、「TONE-IN SDK」事業を起点として、”Trusted” Age Tech領域における事業展開で、日本発の世界先行モデル確立を目指します。日本の少子高齢化先行性によるノウハウを活かし、高齢化が進むアジア各国、ならびに今後高齢化率が高まる欧州・米国へのグローバル展開を、次期中期計画SV2030のフォーカステーマとして掲げています。
「Portfolia」のグループ各社における社会実装は以下の通りです。
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フリービット/DTI/トーンモバイル:顧客、株主、従業員向けのプロダクト群への「Portfolia」実装を進行中。「TONE-IN SDK」もその一環として位置づけ、非中央集権型のセキュリティ・アイデンティティ管理を実現します。
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ギガプライズ:「Portfolia」に内蔵した専用アプリ等により、固定通信とモバイル通信の連携を可能にする次世代認証基盤/個人情報保護基盤/インセンティブ提供基盤の構築を準備中です。
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フルスピード/フォーイット:「Portfolia」ベースの広告配信基盤構築の実証準備を進行中。利用者の個人情報保護を異次元に高めた形でのOne2Oneマーケティングの実現を目指します。
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クライド:ファンコミュニティアプリ「StandAlone」のコアとして「Portfolia」を実装し、真のweb3ファンエコノミーの基盤としての運用実証を開始しています。
「Portfolia」の詳細については、2025年7月23日発表のプレスリリース「フリービット、20年以上にわたる技術革新の集大成として、web3時代の非中央集権型プラットフォーム『Portfolia(ポートフォリア)』を開発」をご参照ください。 https://freebit.com/press/pr2025/0723.html


