eMoBi、電動トゥクトゥクで湘南4エリア周遊インフラを構築しオーバーツーリズム対策を推進

湘南エリアにおける新たな周遊モビリティインフラの構築

株式会社eMoBiは、湘南エリアにおける観光客の移動集中による混雑課題に対し、電動トゥクトゥクレンタルサービスを拡張しました。これまで鎌倉を中心に展開してきたサービスを、新たに江ノ島、藤沢、逗子へと広げ、湘南4エリアを接続する周遊型モビリティサービスの提供を開始しています。この取り組みは、ゴールデンウィーク前の観光需要期に、移動そのものを通じて人流を分散させる新しいアプローチを提示するものです。

新たな貸出拠点の設置

サービス拡張に伴い、藤沢と逗子に無人貸出Hubが新設されました。藤沢のHubはスーパーホテル藤沢前に配置され、宿泊施設から観光地への移動がスムーズに行えるようになります。予約から貸出、返却まで非対面で完結できるシステムにより、観光客は到着後すぐに移動を開始できます。逗子HubはJR逗子駅および京急逗子・葉山駅から徒歩3分というアクセスしやすい場所に位置しており、逗子・鎌倉エリアだけでなく、葉山や三浦エリアへの観光も可能となります。

また、片瀬江ノ島駅と湘南モノレール湘南江の島駅の付近にも新たなレンタル拠点が2箇所開設されました。片瀬江ノ島駅徒歩1分の拠点は、到着後すぐに湘南エリアの周遊を始めるのに適しています。湘南江の島駅徒歩1分の拠点は、藤沢方面からの観光客の移動需要を取り込み、国の推奨する藤沢〜江ノ島ルートでの湘南観光における移動手段の確保に貢献します。

海岸沿いを走る電動トゥクトゥク

移動ルート・スポットの分散によるオーバーツーリズム対策

湘南・鎌倉エリアの混雑は、鉄道駅を起点とした単一的な移動動線と、徒歩圏に依存した観光行動により、人流が特定のルートや時間帯に集中することが主な要因とされています。eMoBiのサービスは、複数の拠点(Hub)からの出発やエリア横断的な移動を可能にすることで、観光客の出発地、経路、滞在時間を分散させる仕組みを提供します。これにより、従来集中していた動線からの分散を促し、人流の平準化を図ることが期待されます。さらに、電車や徒歩ではアクセスが限定されていた周辺エリアへの来訪を促進し、観光需要の面的な広がりを創出することで、特定の地点への過度な集中緩和に寄与します。

本サービスは観光利用にとどまらず、地域住民の日常的な移動手段としても活用できるため、観光と生活の双方に資する持続可能なモビリティ基盤の構築を推進するものです。

湘南エリアの交通案内図

サービス開始後の利用傾向と今後の展望

サービス拡張後、藤沢から逗子まで海沿いを約15kmドライブし複数エリアを横断する利用や、逗子Hubから葉山エリアを散策後に鎌倉エリア東側を観光する利用、片瀬江ノ島から出発し混雑を避けたルートで鎌倉に入る観光など、新たな移動行動が確認されています。これにより、特定エリアへの集中を避ける新しい観光スタイルが広がり始めていると考えられます。

eMoBiは「持続可能な移動の仕組みを作る」というビジョンを掲げ、観光と生活の双方における新たな移動インフラの構築を進めています。今回の湘南全域への拡張はその第一歩であり、今後もステーションの拡充、さらにHub間での乗り捨て利用への対応を通じて、地域全体の回遊性向上に貢献していく方針です。

ゴールデンウィークを前に、湘南エリアは「混雑する観光地」から「自由に回遊できるエリア」へと変化し、eMoBiが新たな移動体験を提供し続けることが期待されます。

会社概要

  • 会社名:株式会社eMoBi

  • 代表者:代表取締役 石川 達基

  • 本社所在地:東京都品川区上大崎3-1-2 807

関連情報