株式会社Bashow、Googleビルトイン方式の車載アプリ「Local Voice Guide」を一般公開

株式会社BashowがGoogleビルトイン方式の車載アプリを公開

株式会社Bashowは2026年4月30日、Googleビルトイン方式の車載アプリ「Local Voice Guide」を一般公開しました。このアプリは、移動中にその場所周辺のトピックを音声で案内するもので、同社が提供するスマホ版「Bashow」と同様の機能を提供します。同社は、地域トピック案内機能が今後登場する様々な車載アプリのインフラ機能となることを目指しています。

地図アプリのスクリーンショットで、左側に「トピック一覧」として複数のスポット名がリスト表示されています。右側の地図上には、リストに対応する番号で各スポットの位置が示されており、日本橋周辺の地名や道路情報が確認できます。

同社アプリが動作している動画は、以下のリンクから参照できます。
https://youtu.be/HGhd7ZtTFv4

Googleビルトインとは

Googleビルトイン(Google built-in)は、Googleが提供するシステムおよびサービスで、車両本体のシステムにアプリが直接組み込まれる方式です。「Android Auto」や「Apple CarPlay」がスマートフォンを車両と接続してアプリを利用するのに対し、GoogleビルトインはAndroid Automotive OS(AAOS)という車両に組み込まれた基本ソフトウェアに対応する車載アプリを、車両本体のシステムに直接ダウンロードして使用します。

この方式により、車両や車載装置のデータを直接取得できるほか、車両側の設定によっては車載装置の制御も可能です。Googleビルトイン対応車両には、GoogleマップやGoogleアシスタントが標準搭載されており、Google PlayストアからAAOS対応の車載アプリを追加でダウンロードできます。2026年4月現在、日系ブランドでは、日産の「セレナ」「エクストレイル」「リーフ」「サクラ」、ホンダの「ZR-V」「CR-V」「プレリュード」「シビック」「アコード」などが対応しています。

今回公開された車載アプリの概要

今回公開された株式会社Bashowの車載アプリ「Local Voice Guide」はAAOSに対応しており、Googleビルトイン対応車両に直接ダウンロードして利用可能です。アプリの機能は、既に提供されている同社のスマートフォンアプリ「Bashow」(iOSおよびAndroid対応)と同様で、移動中の利用者にその場所周辺のトピックを、数分に一度、短い音声で案内します。

トピックには、「そこの○○カフェでは○○がおいしい」「この近くの○○神社は……という歴史がある」といった地域の小話が含まれます。同社のシステムが公開情報に基づき膨大なトピックを生成しており、都市部では約100m間隔でトピックが点在しています。

車載ディスプレイでの画面構成は、対応車種によって若干異なりますが、現在地周辺の地図を大きく表示し、聞こえてくるトピックで案内する店舗や施設の名称を画面左端に一覧表示します。地図上には、店舗や施設の位置が番号で示されます。車両停車中に一覧から店舗などの名称をタップすると、トピックのテキスト表示や、店舗・施設のホームページへのリンクを示すQRコードが表示されます。トピックを案内する頻度は、30秒、1分、3分、5分から選択可能です。

今後の発展性

今回公開された車載アプリは、今後も継続的な発展が見込まれています。早期の一般公開により、利用者からのフィードバックを積極的に収集し、改善の方向性を探る方針です。

2030年代に向けて、多様な車載センサーやデバイスを活用した車載アプリが、エンターテインメント、観光、広告など様々な分野から提供されることが想定されます。その際、同社の地域トピック案内機能が、これらの車載アプリのインフラとして活用される可能性が探られます。例えば、人気アニメキャラクターが移動中の「バディ」となり、トピックを楽しく案内するような連携も期待されます。

また、同社は地域トピック案内サービスの開発・運用と並行して、リアル空間の環境や状況に応じてコンテンツを出し分ける独自のAI構築を進めています。今回の車載アプリから得られるデータは、この独自AIの学習セットとして活用され、AIのさらなる進化に貢献することが期待されます。

関連情報

株式会社Bashowの基本情報については、以下のリンクをご覧ください。

同社が見据える未来像については、以下のリンクで詳細を確認できます。